Blygold JAPAN

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ポリュアルの技術

塩害等の腐植から室外機を守るアルミフィン劣化防止塗料、ポリュアル!

ポリュアルとは?
室外機を塩害等の腐食から守る切り札、ポリュアルとは?
施工の流れ
提供サービス形態と、実際の施工の流れをご説明します。
他社技術との比較
当社のポリュアルと他社技術との差は、その圧倒的な膜の厚さにあります!
ポリュアル試験結果
ポリュアル施工有無で数年後どのような違いがあるかを徹底検証!

ポリュアルとは?

ポリュアルの概要

ポリュアルは、Blygold社が特許を保有するアルミフィン劣化防止塗料です。
オランダで30年前に開発され、欧米、ハワイや香港等沿岸都市部や船舶等塩害に曝されている空調機器で広く使われています。
アルミフィンの表面に塗装膜を形成することでエアコンを守ります。
洗浄を徹底的に施した上で、特殊塗料であるポリュアルをアルミフィンにコーティングして、アルミフィンの劣化の防止を図ります。

ポリュアルの特徴

数ミクロンの薄い樹脂をコートしたアルミフィンを使った従来の耐塩害仕様と異なり、組み立て後、あるいは既設の空調機に20~25ミクロンの皮膜を形成するポリュアルには以下のような特徴があります
半永久的に保護
アルミ専用に開発されたポリュアルのアルミへの密着性と、劣化部分の補修(タッチアップ)により半永久的にフィンを保護します!
フィンの性能そのまま
熱伝導性塗料という新しい発想により、フィンの初期性能を保持、回復し、塩害や汚染ガスから空調機の機能をしっかり守ります!
フィンをくまなく保護
特殊な塗装法と、最適化された粘度により、フィンの内部から端部までしっかり包み込むように保護し、塩害や汚染の侵入をシャットアウト!

ポリュアルの施工前と施工後

1汚染サビのある施工前のアルミフィン
2汚染を洗浄したアルミフィン、サビは残る
3サビを除去したアルミフィン
4ポリュアルを施工したアルミフィン
施工前と後の比較はこんなに違う!
設置10年間の室外機(東京)
設置10年間の室外機(東京)
ポリュアル施工後
ポリュアル施工後

ポリュアルの必要性

不具合を誘発する環境要素

塩害、温泉の火山性ガスだけではなく、空調の室外機の熱交換器の性能、耐用年数に大きく影響する環境要素には、酸性雨、排気ガス、農業や工業生産由来の空気中不純物等多くが知られています。

熱交換器、アルミコイルの不具合が原因

一方、空調機器の不具合の多くが熱交換機、アルミコイルに由来するとも言われており、コンプレッサー等の故障もしばしば熱交換器の性能劣化、目詰まりによる過負荷が原因となります。

室外機の重要性

フィルターに守られている室内機の熱交換装置に比べ、1週間で東京ドーム一杯分の空気が通過する、室外機の熱交換器の維持は空調機の耐用年数の維持に直結します。

他技術との比較

耐塩害仕様、耐重塩害仕様の室外機にはプレコートと呼ばれるあらかじめポリマーがコートされたアルミフィンが使われており、アルミニウムを塩害等から保護しています。

しかし、ポリュアルの膜厚が20~25マイクロメーターなのに対し、プレコートは2~3マイクロメーター程度と薄く、3~5年間、塩害を受け続けるとサビが生じたり、プレコート膜が紫外線により消滅したりします。

またプレコートでは、 あらかじめポリマーがコートされたアルミシートを加工するため、切断面、内部の切り起こし、銅管との接触部は外気と接触するため、塩害、腐食の入り口になってしまいます。
ポリュアル塗装膜は熱交換器組立後に施工するため、フィン先端部(A)銅管との接触部(B)、内部の切り起こし部(C)のいずれもしっかりと保護。

塩害仕様のプレコートでは、これらの部位は外気にさらされています。

カチオン電着との比較

カチオン電着は非常にすぐれた防錆技術ですが、熱交換器の場合、十分な防錆効果が期待できる20ミクロンの膜厚では電熱効率に影響が出るため、電気資料量の増加し、設備の大型化が必要になることがあります。
カチオン電着 ポリュアル  
施工 製造時 製造時、取り付け地 ポリュアル施工にはシンナーを使用するため、屋内取り付けの場合は屋外で塗装しての取り付けになります。
膜厚 8~30ミクロン 20~25ミクロン  
伝熱性 ポリュアルはアルミニウムと同等の熱伝導性があります。
補修の可能性 不可 可能  
価格 カチオンの
数分の一
 

ステンレスフィンとの比較

ステンレス製のフィンは強塩害条件では劣化し、また熱伝導性の低さが知られています。経済性からもポリュアルをお勧めします。

銅フィン

銅フィンは銅管との密着から熱伝導性に優れますが、高価なうえ、銅の耐塩特性はアルミニウムとそれほどかわらないため、劣化速度は通常のアルミフィンの半分程度と言われています(異種金属間の劣化は回避できます)。
通常のアルミフィンが3年間で劣化する条件では5、6年程度で劣化することになります。

ラジエター型、マイクロチャンネル熱交換器

ラジエター型熱交換器(MCHX)の塗装
ブライゴールドはオランダで試験を通じて、MCHX型熱交換器の塗装法を確立しています。
(MCHXはマイクロチャンネル、マルチチャンネル、パラレルフロー熱交換器とも 呼ばれています)

アルミ製のMCHX、自動車のラジエター型熱交換器(写真左)は、フィンがチューブを支えている構造になっているため、塩害等の劣化によりフィンの強度が弱まるとチューブがひずみ、ヘッダーとの接続部(写真中、塗装中の写真)より冷媒の遺漏が起こるため、塩害、フィン劣化に特に弱いことが知られています。

ヨーロッパではこの現象によりMCHXの数年での劣化、使用不能のケースが多く発生したため、現在ではMCHXのポリュアル塗装はヨーロッパではスタンダード技術となっており、大手メーカーからポリュアル塗装を推奨いただいております。

このタイプの熱交換器は製造工程より表面に焼結、ろう付けの残差(フラックス)が残っています。これを高圧で脱脂洗浄し、乾燥後翌日塗装になります。

また、通常製品に設置されるケーシング(写真右)は塗装に際して外すため、ケーシングのない状態の熱交換器に比べ、施工時間がかなり増えてしまいます。ケーシングのない状態での施工をお願いします。

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